「アパートを借りたいのに、保証人がいないと断られた」
「敷金・礼金・保証会社…初期費用を計算したら20万円を超えていた」
日本で部屋を借りるときの大きな壁が、この「保証人」と「初期費用」です。特に来日して間もない方は、日本人の連帯保証人を用意するのが難しく、審査の前で止まってしまうケースが少なくありません。
結論からいうと、保証人なし・敷金礼金なしで入居できる「シェアハウス」から始めて、生活が安定してから普通の賃貸に移るのが、いちばんつまずきにくい順番です。この記事では、在日外国人の生活支援に携わる組合中川の監修で、外国人でも入居しやすいシェアハウス2社と、それぞれどんな人に合っているかを正直に解説します。
📅 公開日:2026-07-10 / 最終更新日:2026-07-10
🖋️ 監修:組合中川(支援現場での相談対応に基づく)
🏷️ カテゴリ:住まい・引越し
なぜ外国人は部屋を借りにくいのか(3つの壁)
- 壁1:連帯保証人——日本の賃貸契約では、家賃を払えなくなったときに代わりに払う「連帯保証人」(多くは日本人の親族)を求められることがあります。来日したばかりの方には用意が難しい条件です。
- 壁2:初期費用——敷金・礼金・仲介手数料・保証会社利用料などを合わせると、家賃の4〜6ヶ月分(家賃6万円なら24〜36万円ほど)が入居前に必要になるといわれています。
- 壁3:審査——在留資格や勤務先、日本語での連絡のしやすさなどを理由に、入居審査で断られてしまうことがあります。
この3つの壁を一度に越えられるのが、次に紹介する保証人不要・家具家電付きのシェアハウスです。
外国人でも入居しやすいシェアハウス2選
🥇 クロスハウス——初期費用を抑えて、とにかく早く住み始めたい人に
こんな人におすすめ:初期費用をできるだけ抑えたい/来日直後でまだ保証人・実績がない/まず東京で生活の足場を作りたい
- 💰 初期費用:敷金・礼金・仲介手数料なし。シェアハウスは初期費用3万円(一律)。家具家電付きアパートタイプは5万円(一律)
- 🏠 家賃:3万円台〜(家具家電付き)。別途、共益費15,000円(水道・電気・ガス・Wi-Fi込み)とあんしんサポート料1,500円/月
- 🤝 保証人:不要(緊急連絡先のみ)
- 🌏 外国人対応:外国人OK・多言語対応・海外からのオンライン契約にも対応
- 📍 エリア:東京中心。大阪・名古屋・京都・福岡・札幌など主要都市にも物件あり
- 📝 契約期間:1ヶ月からの短期も可
クロスハウスの良さは「速さと安さ」です。普通の賃貸で20万円以上かかる初期費用が数万円で済むので、来日直後の一番お金がない時期に生活を始められます。サイト内の物件への住み替え(物件移動)が無料でできるのも、仕事や学校が変わりやすい時期には助かるポイントです(適用条件は公式サイトでご確認ください)。
🥈 オークハウス——国際交流しながら住みたい人・大手の安心感が欲しい人に
こんな人におすすめ:日本人や色々な国の人と交流しながら暮らしたい/設備やコミュニティを重視したい/ある程度予算に余裕がある
- 💰 初期費用:敷金・礼金・仲介手数料なし。契約料1万〜5万円(部屋タイプによる)+初月の家賃・共益費
- 🤝 保証人:不要(保証会社も不要)
- 🌏 外国人対応:外国人の入居が多く、日本語・英語・韓国語・中国語・フランス語のサポート窓口あり
- 📝 本人確認:パスポート・在留カードなどの本人確認書類の提出
- 🏠 物件タイプ:大型シェアハウス(ソーシャルレジデンス)から個室アパートまで
オークハウスは運営歴が長く物件数も多い大手です。ジムやシアタールーム付きの大型物件など「住む楽しさ」が特徴で、日本語の練習にもなる国際交流環境を求める人には特に合っています。家賃の目安はシェアルームで3万円台〜、個室で平均6万円前後。別途、共益費(個室で月1.4万〜2万円ほど・水道光熱費とネット込み)がかかるため、クロスハウスよりやや高めの物件が多い傾向です。
比較表:どちらが自分に合っている?
| クロスハウス | オークハウス | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 3万円(シェアハウス一律) | 契約料1万〜5万円+初月賃料 |
| 家賃の目安 | 3万円台〜+共益費1.5万円 | シェア3万円台〜・個室6万円前後+共益費 |
| 保証人 | 不要 | 不要 |
| 外国人対応 | ◎(海外から契約可) | ◎(英語対応・国際交流) |
| 向いている人 | 初期費用重視・来日直後 | 交流重視・設備重視 |
🏠 支援現場での実例:監修者の中川自身もシェア用の物件を所有しており、来日して間もない方を実際に案内したことがあります。設備はベッド・冷蔵庫・電子レンジ程度の最小限でしたが、その日から寝起きして生活を始めるには十分でした。豪華さよりも、まず住まいを確保して生活の足場を作ること——シェアハウスはその第一歩に向いています。
こんな人にはシェアハウスは向いていません
正直にお伝えすると、次のような方は普通の賃貸や他の選択肢を検討する方が合っています。
- 家族で住む方——シェアハウスは基本的に単身者向けです。家族向けは外国人対応の不動産会社経由で賃貸を探す方が現実的です。
- 音や共有スペースが気になる方——キッチン・シャワーが共用の物件が多く、生活リズムが合わないとストレスになることがあります(個室アパートタイプなら緩和されます)。
- 長く同じ場所に住みたい方——数年単位で落ち着くなら、初期費用はかかっても普通の賃貸の方がトータルで安くなる場合があります。
シェアハウス入居までの流れ(4ステップ)
- 公式サイトで物件を探す——エリア・家賃・個室/ドミトリーで絞り込み
- 内見(オンライン内見も可)——写真と実物の印象は違うことがあるので、できれば見てから決めるのが安心です
- 申込み・審査——パスポート+在留カードを用意。保証人は不要です
- 初期費用の支払い→入居——家具家電付きなので、スーツケース1つで生活を始められます
よくある質問(FAQ)
Q1. 日本語があまり話せなくても契約できますか?
A. 両社とも外国人の入居実績が多く、オークハウスは英語対応があります。不安な場合は、日本語のできる友人や支援者と一緒に問い合わせるとスムーズです。
Q2. 在留カードがまだ手元にない(来日前)でも申し込めますか?
A. クロスハウスは海外からのオンライン契約に対応しています(多言語対応・オンラインで審査可)。オークハウスの来日前申込みの可否や条件は、公式サイトでご確認ください。どちらの場合も、入居時には在留カードなどの本人確認書類の提示を求められるのが一般的です。
Q3. 水道・電気・ガス・Wi-Fiの契約は自分でやるのですか?
A. シェアハウスは水道・電気・ガス・Wi-Fiが共益費に含まれている物件がほとんどで、自分で契約する必要がないのも大きなメリットです(クロスハウスは共益費15,000円に込み、オークハウスも共益費に光熱費・ネット代が含まれます)。
Q4. 住民票はシェアハウスの住所で登録できますか?
A. 登録できます。住所が決まったら14日以内に市区役所で住民登録をしましょう。銀行口座やSIMの契約にも住所が必要になるので、住まいを先に決めるのが順番としておすすめです。
住まいが決まったら:次にやること
住所が決まると、生活のセットアップが一気に進められます。順番はこの流れがつまずきにくいです。
- 市区役所で住民登録
- スマホ(SIM)を契約する——名前が長くても契約しやすいSIMをまとめています
- 銀行口座を作る——家賃の引き落としにも必要です
- クレジットカードを作る——固定費の支払いに便利です
全体の流れは 在日外国人の生活ロードマップ にまとめています。
まとめ
- 保証人・高い初期費用・審査の壁は、保証人不要のシェアハウスから始めることで越えられます
- 初期費用と速さ重視ならクロスハウス、交流と設備重視ならオークハウス
- シェアハウスで足場を作り、生活が安定してから普通の賃貸へ——が、支援の現場でも案内している順番です
👉 初期費用を抑えて探すならクロスハウス
👉 交流型の住まいならオークハウス
監修者プロフィール
組合中川。在日外国人(スリランカ・ベトナム・ミャンマー等)の生活支援に携わり、SIM・銀行・住まい・在留手続きなどの相談に対応。自身でもシェア用の物件を所有し、来日間もない方を受け入れた経験があります。本記事は支援現場での相談対応に基づき、実際に案内できる選択肢だけを紹介しています。

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